こんにちは、子供のSTEAM教育に今日も熱心なkurokoです。
最近、プログラミングができるロボットトイの注目がとても上がってきています。
背景にはどんなことがあるのでしょうか?
- 小学校や中学校での学習指導要領が代わり、授業にプログラミングが取り入れられたこと
- パソコンだけでなく、タブレットやスマホでビジュアルプログラミングが簡単にできるようになったこと
- 将来、今ある職業の半分はAIに取られると予想される一方、コンピューターやクリエイティビティの高い人材は不足されると予測されていること
そこで、ロボットトイや、プログラミングトイがとても流行ってきていますし、
ロボット教室やプログラミング教室も習い事として注目を集めています。
>>>人気急上昇中のロボット教室、ロボットプログラミング教室の選び方
しかし、このロボット教室。結構お値段がかかります。。
入会するのに材料費も込みで、1万円〜5万円、月々も1万円〜2万円かかります。
そこでおすすめしたいのが、ロボット教室でも使っているプログラミングトイを直接買って、家で同じように勉強してしまえば良いのではということ。
この記事でご紹介するのは、「アーテックロボ」というプログラミングしてロボットが動くという玩具です。(教材といっても良いと思います)
ちなみに、レゴも同じようなプログラミングトイも出しています。
>>>大手ロボット教室でも採用されているレゴWeDo2.0でロボットプログラミング!
アーテックロボはどんなおもちゃ?
アーテックロボってどんなおもちゃなのか?
youtubeにいくつも動画が載っていますので、見るのが早いと思います。
子供のおもちゃで作ったとは思えないような、完成度の高い玩具ではないでしょうか?
よく見ると、手元で操作していますが、コントローラーを傾けると前に行ったり、後ろに下がったりしています。
これらもセンサーで傾きを測り、ある値を超えたらモーターを回す。といった制御をプログラミングで作ることで実現できます。
インスタでもたくさん出てきます。
このロボットもすごいですね。
何か、単純作業は、ロボットでできちゃうんだ。と思わせてくれます。
子供にとって、遊びながら、このようなロボットを作ることで、感覚的に、センサーやモーターなどの仕組みが理解できるという点はとても重要な体験になると思います。
アーテックロボの内容
このように動くアーテックロボですが、どのような材料、内容になっているのでしょうか。
アーテックロボは、アーテックブロックとロボット部品、さらにロボットを動かすビジュアルプログラミングから成っています。
アーテックロボはいくつか種類がある
このアーテックロボですが、実はいくつか種類があります。
アーテックブロック
アーテックブロックは、いわゆる普通のブロックのおもちゃです。
こちらだけでは、動くロボットとしては作れません。
イメージ的にはレゴと同じような感じでしょうか?
ただし、アーテックブロックは2014年のグッドトイ賞を受賞しています。
アーテックロボ
アーテックロボは、アーテックブロックに加えて、モーターやセンサー、それを制御する装置、ビジュアルプログラミングできるソフトウェアなどが加わります。
これにより、動画で見たような動くロボットが作れるようになります。
アーテックロボ2.0
さらに進化したアーテックロボ2.0が発売されています。
アーテックロボとの違いは、高性能化ですが、具体的には以下が挙げられます。
- 2.0にはWifiが搭載され、パソコンやロボット同士での通信が可能
- プログラム容量が大幅にアップ
- ロボット部品に事前に内蔵されるプログラムがあり、複雑な組み立てや配線などが不要に成った
- 作成したプログラミングは「Python(パイソン)」に変換可能
アーテックロボの口コミは?(悪い口コミはどんなのがあるか?)
アーテックロボの口コミはどうなんでしょうか?
amazonの口コミからピックアップ、分析してみました。
星評価の低い口コミから見ていきましょう
評価星1つ:★☆☆☆☆
子供の力ではピースの脱着できません。
ギアカバーのねじは簡単にナメテしまい、開かなくなってしまいました。出典:amazon.co.jp
評価星2つ:★★☆☆☆
5歳の息子の誕生日に買いました。
おもちゃとしてはとても面白いものなのですが、パーツとパーツの着脱がとても硬く困難なので子供だけで遊ぶのは難しそうです。
電池がすぐに切れます。発想できるのはいいと思います。出典:amazon.co.jp
作るのが難しく間違えてくっつけると、外せず壊れてしまった。
子供には少し難しいかも出典:amazon.co.jp
KUROKO
小さい子供にはブロックを取り外せないという問題が多そうですね。
アーテックロボ2.0には、「ブロックリムーバー」が付属するようになったようです。
星評価の良い口コミも見てみましょう
評価星4つ:★★★★☆
レビューが今ひとつだったので心配でしたが、十分しっかりしてました。子供の知育の遊びになればと購入しましたが、楽しんでくれました。
出典:amazon.co.jp
人によっては、良いと評価する方もいるようです。
ひと月前くらいに購入しました。(購入前に写真を見たり、レビューをしっかりと読んでいれば、)
初心者にはガイドブックが必要なことは分かると思うのですが、買えば何とかなるだろうと思って、
単品で購入しました。
ですが、買ってフタを開けてみて、ガイドブックを買わなかったことを後悔しました。
本製品は、組立書みたいなものが付属していないので、初心者はガイドブックを買った方が無難です。ガイドブックを買って、
まだ最初の自動ドアしかやっていませんが、動いた時はちょっと感動しました。出典:amazon.co.jp
作り方は、商品だけでは難しいのかもしれませんね!
KUROKO
>>アーテックロボ公式サイト
評価星5つ:★★★★★
ロボットが大好きな3年生の息子と、ロボット教室に通うか、パパと一緒に家でやるか相談した結果、家でやることになり、ロボティストを選んで購入しました。
空けてみたら電子基板や多種類のセンサーが出てきて「文系出身の自分が子供をサポートできるのだろうか??」と少し不安でした。
しかし、子どもと一緒にマニュアル通りに取り組んでみたら、見事に一発でロボットが動作。
3年生では初見でマニュアル通りに作る事は難しかったですが、2度3度作っているうちにコツをつかんだようで、今では自分一人でブロック部分は作成しています。
壊れると怖いので、電子回路周りとプログラムのダウンロードだけは私が担当していますが、もうしばらくすればそれも息子が出来そうな感じです。
このままやり続けて行けば、プログラミングまで自分でできるようになれるんじゃないかと楽しみにしています。休日は子供と一緒のロボット作りを楽しんでいます。
ちょっと高い買い物でしたが、良い物を手に入れました。出典:amazon.co.jp
小5の男の子にクリスマスプレゼント。手違いで早く渡してしまいました。
センサーの動作チェックも自分でこなしすごくはまってます。本がなかったら困っていたところでした。
すでに工夫して遊んでいますがやっぱりセンサーも部品も足りないので追加購入する予定です出典:amazon.co.jp
KUROKO
また、アーテックロボの商品によっても、口コミにばらつきがありました。
アーテックロボのアドバンスセットはとても口コミが良い一方、安めに設定されているアーテックロボは、ギアなどにも不具合があるようです。
購入される際は、口コミ評価をちょっと確認すると良さそうです。
アーテックロボの口コミ・評判まとめ
口コミ・評価をまとめると以下のようなことが浮き上がってきました。
- ブロックの取り外しは結構硬い。
–>専用のリムーバーかマイナスドライバーを使う
–>小学校3年生以上の大きい子供なら慣れる - 小学校中学年以上には高評価、幼児や小学校低学年にはちょっと早い
- 最初はガイドブックなども併用した方が良い
–>公式サイトを使ってもいいかも!
アーテックロボの金額は?
アーテックロボの金額はどのくらいなのでしょうか?
アーテックブロックの金額
3,500円〜4,500円程度
注意:こちらだけでは、ロボットとしては稼働しません!
アーテックロボの金額
アーテックロボはいくつかの種類があり、検索するとたくさん出てきます。
物によっては、ロボットの部品のみ(モーターやセンサーのみ)で、ブロックは別売というのがありますが、最初に購入するものとしては、組み立てのマニュアルがなかったり、ロボットとしては動かなかったりします。。
筆者のおすすめはブロックもロボットの部品のセットとなっている物です。
・アーテックロボ ベーシック:定価は30,000円程度ですが、20,000円弱で購入可能です。
・アーテックロボ アドバンス:定価は43,000円程度ですが、30,000円弱で購入可能です。
アーテックロボ2.0の金額
さらに進化したアーテックロボ2.0が発売されています。
アーテックロボとの違いは、高性能化ですが、具体的には以下が挙げられます。
- 2.0にはWifiが搭載され、パソコンやロボット同士での通信が可能
- プログラム容量が大幅にアップ
- ロボット部品に事前に内蔵されるプログラムがあり、複雑な組み立てや配線などが不要に成った
- 作成したプログラミングは「Python(パイソン)」に変換可能
アーテックロボ2.0は35.000円程度です。
アーテックロボを使ったロボット教室もありますが、入学するだけで10,000円〜15,000円、教室によってはロボット代も必要になります。
加えて、毎月の月謝も10,000円もかかります。
結果、年間、少なく見積もっても、13万円以上はかかることになります。
それを考えると、まずは家庭で3万円〜4万円で、アーテックロボを購入してやってみる。というのも経済的には良いのではないでしょうか。
アーテックロボの受賞歴・ロボット教室で使われている!
このアーテックロボ、上記でも何度か書いてきたように、小学校やロボット教室でも使われています。
さらに、アーテックロボを使ったロボットコンテストもあり、参加することも可能です。
どこのロボット教室で使われているの?
アーテックロボが使われているロボット教室はエジソンアカデミーです。
このエジソンアカデミーは、アーテックロボを開発している株式会社アーテックが運営する教室なのです。
すでに全国で900教室もあり、業界第2位にまで成長しています。
アーテックロボットを使ったロボットコンテストがある!
アーテックロボのもう一つの魅力は、ロボットコンテストのURC(Universal Robotics Challenge)が開催されていることです。
アーテックロボは、全国で4000箇所以上の小学校を含む教育施設で使われており、そのため地区大会から全国大会といったかなり大規模なコンテストになっています。
このURCに参加するというモチベーションも高まります!
URCには3つのカテゴリがある
URCは、ロボット競技のレギュラー部門とアドバンス部門の二つがあります。
さらに、2019年から新たにアイディアコンテストが加わりました。
- ロボット競技部門
- レギュラー部門
- アドバンス部門
- アイディアコンテスト部門
ただし、結構本格的な大会なので、ロボット競技部門に参加するのであれば、先ほど紹介したエジソンアカデミー などのロボット教室に通った方が、良いとは思います。
一方で、アイディアコンテストは、ロボット教室に通わなくても、誰でも参加可能だと思います。
アイディアコンテスト部門
アイデアコンテストの応募は比較的簡単で、アーテックロボを使って、製作したロボットのプレゼン動画をYoutubeにアップロードし、アイデアを説明したWordとプログラムデータを提出します。
実際に応募されたYoutube動画を見てみましょう。
こちらは最終選考まで残った作品です。
しろこ
アーテックの受賞歴がすごい!
アーテックブロック・アーテックロボが信頼できるもう一つの理由が様々な受賞歴があることです。
アーテックブロック受賞歴
- 2013年 アメリカのDR.TOY’S Award(アメリカのステファン博士が教育生の高い商品に授与する賞)
- 2014年 グッド・トイ賞受賞(日本)
- 2014年 ゴールデン・ピン・デザイン・マーク受賞(台湾)
アーテックロボ受賞歴
- 2014年 クリエイティブ・チャイルド・アワード 2014 Toy of the Year受賞(アメリカ)
- 2015年には、アーテックロボのアドバンスが同じくクリエイティブ・チャイルド・アワードの2015 Toy of the Year受賞
- 2018年 経済産業省の「ものづくり日本大賞特別賞」受賞
アーテックは経済産業省主催の「第7回ものづくり日本大賞」において、「若年層におけるブロック型ロボット教材を用いたロボットプログラミング
教育の推進」により、人材育成支援部門特別賞を受賞出典:www.artec-kk.co.jp
さらに、アーテックロボについては、公的機関でも認定を受けています。
平成28年度、総務省が推進する「若年層に対するプログラミング教育の普及・推進事業の実証モデル」に採用
2020年以降、全国の「小・中学校でのプログラミング教育の必修化」が政府発表されています。これに先駆け、全国の教育現場におけるプログラミング教育の実証活動がすすめられています。
アーテックは総務省が推進する平成28 年度「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」に選定されました。出典:www.artec-kk.co.jp
日本の官公庁から選定されており、小学校や中学校でも使われる教材となっています。
学校で使われているのと同じおもちゃなら、家でやった事が、学校でもすぐに活用できるものね!
しろこ
ソニーのロボット玩具KOOVもアーテックロボをベースとしている
ソニーからKOOVというロボットトイが発売され、話題になりました。
実は、このKOOV、ベースとするブロックや考え方はアーテックロボをベースに考えられているのです。
アーテックロボとKOOVの違いは以下の通り
- ブロックの形状は同一
- ブロックの見た目は半透明(感覚的にはKOOVの方がちょっとおしゃれ)
- プロブラミングソフトは完全オリジナル
- 値段もKOOVの方がちょっとお高い
まとめ:アーテックロボはプログラミング教育に最適!
今回の記事のまとめです。
- 小学校、中学校で今後プロブラミング教育が非常に重要になる
- アーテックロボは、家庭でもロボットプログラミング教育ができる知育玩具
- 幼児や小学校低学年は、親の支援が必要、小学校3年生以上も最初は一緒にやった方がいい
- ロボット教室に通うと、少なくとも年間13万は必要。アーテックロボの購入なら多くとも4万あれば結構できる
ということで、アーテックロボおすすめです!