この記事では、ネフ社の美しすぎる積み木たちを6個紹介します。
こどもが楽しく遊ぶおもちゃとしても、
家に飾るインテリアとしても、
そして、こどものSTEAM教育としても、最高の知育玩具だと思います。
KUROKO
naef (ネフ)の定番積み木2つを紹介! 子供の 想像力を育てよう
naef(ネフ)とは
まずは、この積み木を制作・販売しているnaef社について紹介します。
naef社は1962年に創設されたスイスのおもちゃを扱う会社です。
シンプルかつ優れたデザインと手作業による完成度の高さで世界から高い評価を得ています。
naefのおもちゃの魅力それは誰もが、
子供の頃にこれで遊びたかった!
と思う、かくいう私もその一人で、naef社のおもちゃの熱烈なファンです。
実際に手にとって遊んでみるとその意味がよくわかります。
参考
本家naefサイトはこちらからneaf official site (ドイツ語)
Cubicus/ キュービックス
基本情報
利用対象年齢:1歳から
デザイナー:ピエール・クラーセン Peer Clahsen
価格:25,000円程度
縦10m 横10cm 高さ10cm
初版発行: 1968年
キュービックスのブロックの種類
キュービックスは、10個のブロックにわかれます。
写真のように4種類になりますが、
一番大きいブロックが1つ
二番目に大きいブロックが2つ
三番目に大きいブロックが3つ
一番小さいブロックが4つ
キュービックスの人気の秘密
ネフ社の積み木の中では、ネフスピールが圧倒的に人気で、次にリグノが位置付けていますが、
人気度でいうとその次にくるのがこのキュービクスです。
立方体というとても基本とした形である事。
その立方体が分解され、様々な形に積み上げられる楽しさ。
そして、その積み上げた形が、どんな風に積み上げても、なんとも言えない美しさを持っている事。
このため、こどもの知育玩具としても、インテリアとしても使われるので、大変人気になっていると言われています。
Cella/ セラ
基本情報
利用対象年齢:3歳から
デザイナー:ピエール・クラーセン Peer Clahsen
価格:28,000円程度
縦10m 横10cm 高さ10cm
初版発行: 1978年
セラ/ Cellaはキュービックスを発展させた積み木
写真をみても分かる通り、セラはキュービックスを発展させた積み木です。
キュービックス発売から10年後の1978年に発売されました。
キュービクスと同じ、ペア・クラーセンというデザイナーがデザインしました。
ちなみにペア・クラーセンは、この後紹介するアングラーとダイヤモンドもデザインしています。
ペア・クラーセンの作家性が出ている作品ですね。
セラ/ Cellaのブロックの種類
キュービックスと同様にセラも1辺10cmの立方体。
セラは、9つのブロックに分解した構成となっています。
しろこ
KUROKO
(左がセラ/ 右がキュービクス)
中央の立方体が2cmで、その回りを1cmの厚さのブロックが階層となって8個重なり、10cm四方の立方体をつくっています。
また、セラの人気は、キュービクスよりも細かくなったことによるグラデーションの美しさです。
実は、グラデーションは5段階となっているのですが、10段階にも感じてとても美しい。
この立方体を切り刻んだそれぞれのパーツの組み合わせも非常に多く作ることができ、
子供の芸術性・想像力・幾何学力・物理力を上げることでしょう。
参考
Hyakuchomoriさん主催のCellaパターンコンペ結果がすごいですCella Pattern Competition
Angular/ アングーラ
基本情報
利用対象年齢:3歳から
デザイナー:ピエール・クラーセン Peer Clahsen
価格:35,000〜39,000円
縦22.5cm 横22.5cm 高さ22.5cm
材質:カエデ
L字パーツ8個と、1辺2.5cmの立方体1個、直角を45度の角度に置くことが可能にする4個のステンダー(ジョイント)がついています。
セラの構造を2次元に展開した積み木ですね。
写真のようにバランスをとりながらダイナミックな形を作ることが可能です。
2.5cm基尺のため、ネフスピールなど他のネフ社の積み木とも相性も良いです。
Diamond/ ダイアモンド
基本情報
利用対象年齢:3歳から
デザイナー:ピエール・クラーセン Peer Clahsen
価格:52,000円程度
このダイヤモンドをデザインしたのも、キュービックス、セラ、アングーラをデザインしたピエール・クラーセンですが、彼のデザインした中でも最高傑作の作品と言われています。
ビデオの通り、45度にきれいにカットされた断面がぴったりと合うため、いろんな形につみあげられるからです。
そして人間はこの形が感覚的に好ましいと感じるようで無意識に好きになるようです。
Rainbow/ アークレインボウ
基本情報
利用対象年齢:3歳から
デザイナー:ハイコ・ヒリック Heiko Hilling
価格:35,000〜39,000円
デザイナーハイコヒリックのデビュー作にして、最高傑作と言われています。
クラーセンの4部作(キュービックス、セラ、アングーラ、ダイヤモンド)の四角を基調にする作品に対して円を基調とする形もまた通づるものがあり素晴らしいです。
円であるにもかかわらず、実は揺れることでバランスをとるのには優れており、様々なパターンを作ることができます。
また、木琴のようにたたいて音を出すこともできるようにつくられており、積み木を超えた遊び方を提言した作品でもあります。
受賞歴
1997年 ドイツ玩具見本市にて 木製おもちゃのデザイン賞 1位を受賞
1998年 ドイツデザインコンペ Bundes Presprodukt Design 1998 最優秀賞受賞
Bau Spiel/ バウ スピール
基本情報
利用対象年齢:3歳から
デザイナー:ハイコ・ヒリック Heiko Hilling
価格:35,000〜39,000円
内容:22ブロック
この積み木のオリジナルは、ドイツの有名な造型学校 「バウハウス」で1922年頃に製作されました。
バウスピールは、積み木の復刻版(レプリカ)です。
1977年にネフ社がライセンスを獲得しレプリカとして発表されました。
この映像はイメージであるが、舟形を始め、立方体や直方体、円柱や三角柱など様々な形をしており、今まで紹介して来たネフ社の積み木に対して比較的、通常の積み木の構成をしています。
積み方が様々なイラストで描かれているパッケージも、当時のデザインを踏襲しています。
彩色やカットされたパーツは、バウハウスらしいデザインと言われており、緻密に設計されたパーツでつくるのは、非常に美しく、デザイナーや建築家にも愛用されています。
現在、世界のミュージアムショップにも多数取り扱われております。
バウハウスとは?
1919年、ドイツ国・ヴァイマルに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校。また、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術を指すこともある。学校として存在し得たのは、ナチスにより1933年に閉校されるまでのわずか14年間であるが、その活動は現代美術に大きな影響を与えた(モダニズム建築、20世紀美術の項を参照)。
バウハウスはドイツ語で「建築の家」を意味する。中世の建築職人組合であるバウヒュッテ (Bauhütte, 建築の小屋) という語をヴァルター・グロピウスが現代風に表現したものである。
さて、皆さん、どの積み木がよかったでしょうか?
どれも結構な値段がするので、なかなか買えないですよね。。
私はこの中では、バウスピールとセラ、そして、アークレインボーの順番で買いました。
次はダイアモンドを買おうと思っています。
実は、年々ちょっとづつ値段が上がっています。
円安というのもあるのかもしれません。
一生ものなので、買うなら早い方がいいなとおもいつつも、高い!
キュービクス
セラ
アングーラ
ダイアモンド
アークレインボー
バウスピール