こんにちは。秀逸なおもちゃが大好きなkurokoです。
ソニーといえば、TVやオーディオにカメラ、そしてプレイステーションですね。
ですが、最近のソニーは教育事業にとっても熱心です。
ここ数年で立て続けに出した教育形の玩具は数々の賞を受賞し、注目されています。
実は、教育専用の事業部も立ち上げています。
そんなソニーが出したのはこの三つ。
- koov(クーブ)
- toio(トイオ)
- MESH(メッシュ)
聞いたことありますか?
まだまだ知名度は低いかもしれません。しかし、プレイステーションも最初は誰も知りませんでしたが、ファミコンを追い抜かして、今では最も有名なゲーム機になりました。
これら三つの教育玩具もそんなポテンシャルを感じるおもちゃですよ!
この記事では、ソニーが教育事業に力を入れているわけと、
この三つの知育玩具について深掘りしていきます。
ソニーが教育事業に力を入れているわけ
しろこ
もともとソニーの設立趣旨に教育の活動がミッションとして定義されていた
ソニーは言わずと知れたエレクトロニクスの会社ですが、創業メンバーが会社を設立した際に定義されていました。
一、国民科学知識の実際的啓蒙活動
参考
ソニー設立趣意書東京通信工業株式会社設立趣意書 – 井深 大
井深氏のこの思いは、ソニーのDNAに組み込まれ、その後も長年にわたり、科学技術の普及や、人材育成に取り組んできたとのことです。
人生100年時代、変化していく必要性、一生学ぶ機会が必要
設立当初から、教育を意識して事業を拡大してきたソニーですが、もう一つの側面は、世の中の変化が大きいです。
「人生100年」時代とと言われるの中で、子供の時に学習しただけでそのさきの60年、70年世の中に価値を出し続けていく人災としていくのは相当厳しいです。
ですので、キャリアの中で何度も学び直す事をしていく必要があります。
ソニーは、いち早くそこの課題感をつかみとり、教育事業専門の会社も設立しています。
ソニー・グローバルエデュケーションという事業会社も設立
教育領域でのイノベーションを目的として、2015年にソニー・グローバルエデュケーションという会社を設立しています。
このソニー・グローバルエデュケーションでは、このあと紹介するkoovというロボットプログラミング教材の開発や、ブロックチェーンによる教育データのネットワークの構築を目指しています。
KUROKO
これらの教育サービスを展開するうえでソニー・グローバルエデュケーションが最も大切にしていることは「多様性」だと述べる。もはや「テストの点数が良ければいい」という時代ではない。学習者が「答えがひとつではない問題に」対して、どう向き合うかが求められるようになってきている。
しろこ
先にも話した人生100年時代、かつ多様性が増す時代において、国家試験や資格などよりも今までの経験やスキルなどが総合的に評価される時代になったときに、一大プラットフォームになる可能性があると思います。
ソニー教育事業の参考記事
➡️ソニーはなぜ“教育”に力を入れるのか?──創業者の“思い”を受け継ぎ、300年先の未来をつくる
koov(クーブ):ロボットプログラミングの本名?
koovは、ロボットプログラミングトイと呼ばれる知育玩具です。
玩具というより、学校やロボット教室などの教材になっているので、もはや教育教材といった方が正確かも知れません。
まずは、完成したらどんなものか見てみましょう。
このロボットは、ブロックを組み合わせて、電車のような形に作り、
机の上に書かれた線路を認識するセンサーを持ち、
タイヤや方向を制御するモーターを持ち、
総合的に動きを制御するプログラミングで動いています。
このようなことができるようにkoovには、
ブロックとしての部品、センサーやモーターなどの電子部品、簡単にプログラミングできるツールがセットになっています。
このkoovが優れている点は、このようなロボットを購入してもなかなか組み立てるのに苦労します。
そこで学習を促進するアプリケーションがとってもリッチについていることです!
対象年齢は8歳以上に設定されていますが、慣れるまでは親と一緒にやっていったほうが良いと思います。
koovのラインナップ
koovのラインナップは主に2つです。
ベーシックセットとアドバンスセットです。
個人的には、ちょっと値段は高くなりますが、アドバンスセットを購入しても良いかなと思います。
作れるロボットの幅が格段に広がります。
koovをもっとよく知りたい方はこちらの記事も参照ください
➡️ ソニーが本気を出したロボットプログラミング KOOV! 家庭でのプログラミング学習に最適な理由
toio(トイオ):グッドデザイン賞受賞!
toioは2017年に発売されていますが、実はそれほど話題にはなっていませんでした。
その理由は、toioは「本体」と「ソフト」の二つの構成になっていますが、今までソフトがあまり充実していなかったことが原因と思います。
しかし、2019年にグッドデザイン賞に2作選ばれました!!
さらに、「ゲズンロイド」というソフトタイトルは、なんと金賞に選定されました!
これにより、一気に注目されています。
では、toioとはどんな知育玩具なのでしょう?
toioはどんな知育玩具?
上記の写真は、toioの本体になります。
- toioリングというコントローラーが二つ
- toioコアキューブという本体、これが色々動きまわります
- toioコンソールはハードウェアの本体。小型のディスプレイもついており、設定などができます。
- カートリッジの部分に別売で購入した「タイトルソフト」を装着します。
しろこ
ですよね。。
下のビデオを見てもらうのが一番良いです。
グッドデザイン賞金賞を受賞したゲズンロイドのビデオです。
ちょっと不思議すぎませんか???
KUROKO
紙の工作なので、見た目はしょぼいように見えて、
動きは、センサーを駆使した本格的なロボット仕様で作られています。
このゲズンロイドのソフトには作り方や遊び方の本もついています。
toioのすごい点、ゲームのようにソフトを購入して使うだけでなく、自分でプログラミングをして動かす事が出来ます。
中学生、高校生になればどんどんプログラミングできますし、
さらには大学生になっても、実験的に作るプログラミングを物理的に動かすキットとしても使えるポテンシャルを秘めていると思います。
toioの口コミは?
toioの口コミも見てみましょう
“Aさん”
ちょっとすごい、いや、けっこうすごい、いや、本当にすごいんじゃない?
このトイオ・セットで遊ぶトイオ・コレクションの内容ですが、5つのゲームは案外に難しいところもあって、結構遊べますが、まだまだトイオの性能を使い切っていない感じがムラムラです。といって、まだソフトは3つしかないのでどうにもなりませんが、最初は単体より、バリューセットが妥当だと思います。
とにかく、一歩進んだシステムですね。できれば、このソフトの応用例をソニーはもっと提案してくれたらなとも思います。加えて、自由度の高い、創造的なソフトの提供もして欲しいと思います。
子どもが手を加える余地が魅力 星4つ
大人から見ると意味のないような装飾も,子どもから見ると自分が装飾したりすることによって自分の思いがこもったものになります。自分の思いを込めて伝えることがプログラムの核にあることに子供自らが気づくことができるtoioだと思います。
創意工夫を引き出す大変教育効果の高い製品。
本品を何と呼ぶべきは難しいところです。ゲームでもあるし、ロボットでもあるし、教育ツールでもあります。ただ
結論から言えば、使用する人の創意工夫を引き出す大変教育効果の高い製品だと感じました。主な対象者は小学生以上の子どもでしょうが、大人でも十分に楽しめます。私は6歳の息子と一緒にやってみました。
出典:amazon.co.jp
toioのラインナップ
タイトルのラインナップ
タイトルもいくつか種類が出ています
グッドデザイン賞 金賞受賞!
グッドデザイン賞 award受賞!
グッドデザイン賞もとったtoioをもっと詳しく知りたいならこちらから
➡️ グッドデザイン賞受賞!ソニーから発売のロボットトイ「toio」はどんな知育玩具?
MESH(メッシュ):もはやおもちゃを超えた玩具
MESHはこの三つの中で最も実用性のある知育玩具と言えると思います。
というか、このMESHは知育玩具というよりは部品として売られている側面があります。
しかし、授業やロボット教室などの教育の現場でも使われています。
MESHはどんな玩具なのか?
まずは、どんなことができるのか動画を見てみましょう。
MESHは7種類のセンサーで構成されている
MESHのこのような動きを実現するのは7つの異なるブロックで実現することができます。
それぞれのブロックが持っている機能
- ボタン:見ての通りスイッチとして使える。長押しや2連続で押されたらなどの応用も可能
- LED:様々な色に光らせることができるブロック
- 動き:ブロックがひっくり返したり、回転したり、振動などを検知可能。最もよく使うブロックの一つ
- GPIO: General Purpose Input Outputの略。電子機器との接続に使う。情報を受け取り、信号形式を電子機器にあった形で出力するなどが可能
- 温湿度:温度や湿度の変化を感知可能
- 明るさ:明るさの変化を感知可能
- 人感:にとの動きを感知可能
これらを組み合わせることで、生活の中にある変化を捉えて、様々な動作の制御をすることが可能になるのです。
リアルな電子機器と連携できる
家にあるLED電気などにつないで、電源のオンオフなどを制御
例えば、太陽が落ちて暗くなった事を明るさのブロックで検知し、LEDライトをつける。
人が通った事を検知してLEDライトをつける。
LINEのメッセージにつなげる
ドアに動きのブロックをつなげて、ドアが動いたら決まったメッセージを送ることができる。
Googleのスプレッドシートにつなげる
明るさのセンサーを部屋においておき、1日にどのくら電気がついていたかを測ることができる。
このように、様々な機器とつなぐことで、生活の中で起きる事を感知して、そうなった時に色々なアクションを設計して実際に動かすことができるのです。
めちゃくちゃ面白いブロックです!
プログラミングも簡単!
変化を感知するのは、このブロックを使う事でできることはわかりました。
もうひとつ必要なのは、一連の動作をプログラミングすることです。
ソニーは、このMESHブロックの操作を設計するプログラミングツールを用意しています。
しかも、ビジュアルプログラミングといって、プログラミング言語を使う必要がないので、直感的に操作することができます。
もちろん、Javaなどでプログラミングをすることも可能です。
ユーザーが作ったMESHの事例が見放題
MESHを使った活用事例をユーザーの方が投稿することができます。
これをみているだけでもとっても面白い!
MESHのサイトに活用例のレシピとして掲載されています
➡️ MESHのレシピ
MESHおすすめです!
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